経験を語り続けると記憶が改竄されていくんですよ。観客がいるとなると、その危険は非常に大きい。「受ける」話にどんどん変わっていく。これは仕方ないんですよ。人間の記憶は信用がおけないものだから。
僕は「語り部」的なやり方には一貫して批判的です。なぜなら、語る側の記憶が変わるから
メレル・キント博士の研究によると、人間の記憶は思い出すたびに上書き保存され、改変され続けている可能性を示唆しています。アドレナリンが分泌される状況下なら尚更。
幼少期の記憶が俯瞰視点になっていることは、オブジェクト化された要素が再編成されていることの証左。
https://www.nature.com/articles/nn.2271 … https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
ザクザク文書を捨てたり焼いたりする輩は全く信用できないということでもある。
そして所謂 誇張=ウケ狙いという揶揄も訝しい。 https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
これは聞き捨てならんな。例えば広島の原爆や沖縄のひめゆり部隊の生き残りが口伝で伝えてきたことに、「記憶の改ざん」があることをその手で確かめることができて初めてこういう「上から目線」が許される。さすが意識の低いリベラル。というか低すぎるわ。最低限の意識は持って発言しなさい。 https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
取材していて、それは実感します。「当事者の意見が一番正しい」という思い込みは危険。 https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
半藤一利が先輩から忠言されたような「証言の嘘を見抜く作業」を、70年も経ってからだと口を塞ぐためにもっともらしく繰り返しできてしまうのか。わたしもこの人を信用してないです。どうしても話者のポジショントークになってしまう。肩書きで耳目を集められることくらいはうらやましいと思いますが。 https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
だからこそ、オーラル・ヒストリーの聞き取り、まとめ、検証のための方法論が歴史学や社会学にあって、そのうえで口述も一次資料とされるわけですが。語り部の否定は歴史修正主義ととても相性が良いので、盲目な肯定と同じぐらい危険です https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
“文字起こし”の重要性。記憶なんて形のない曖昧なものに頼るよりも仮に語り部(真偽不明)が今まさに死んだとしても残り続ける書面にこそ頼るべきね! https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
この意見に続々と賛同できる人たちの「自分こそ正しい」というような、自惚れがすごい。 https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
口承の神話を聖典として記録し整理してしまうと「神が沈黙する」ということが起きましたね https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
戦場・戦争経験者にそうしたことが無いとは言いませんけどね。それでも、オーラルヒストリーは一級の史料。公刊戦史などと付き合わせて検証すれば大きな問題にはならないと思います。むしろ、語り部的なものの全面否定は正しく後世に歴史を伝える努力の否定です https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
そもそもその語り部の話を聞く会の主催者の望む話をする人をチョイスして呼んでるし… https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
先日読んだ上坂冬子さんのエッセイにも同じことが書かれていました。お年寄りの戦争記憶の聞き書き。いい話かと思っていたら落とし穴があると。 https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
証言だけでは証拠にならない理由 https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
結局のところ、語り部の話を聞こう、などというのは被災者等への福祉の一つに過ぎない
人と見分けのつかない、共感だけするよう調整したAI搭載アンドロイドに対応させたらいいとすら思える https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
おばあちゃんあるあるあるやげね https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
取り敢えず、
高齢者の言ってる事が話してる途中でも変わるのは、何度も実例を見ている。
夢で見た事は、朝起きて反芻してる最中にも改竄される。
記憶というものがあやふやなのは、良く解る。 https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
ここ最近こっち派だから、もう純粋な気持ちで語り部的なものは聞けなくなったしもう聞くこともないだろうと思う私だ… https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
逆に亡くなった祖父は終戦で生還したものの終戦してなかったら回天に乗る予定だった話は亡くなった時に初めて知った(;´Д`A
そんなエピソードはうち以外でも多くの家で起こっている事だと思う(´・ω・`) https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
語り部が跡継ぎ出来てましたね、たしか沖縄。
もうわけがわからないよ https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
ここにも、フォークロアを否定して歴史をなかった事にしたい人たちが。 https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
人間の記憶システムは焼き増し式らしい。
思い出した時点で過去の記憶は破棄されてしまい記憶し続ける場合は再書込みしてると考えられてる。
つまり「経験を語る」という行為は
「記憶を再生する」のみではなくて
「再生して、新たに書き直す」という行為なので繰り返すとオリジナルは失われる https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
はだしのゲンで町の人々に軍事教練を率先してやらせていた町長などお偉いさんなどが、敗戦後どんどん反戦主義者や米軍協力者になった記述があったな・・・ https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
「本当は恐ろしいグリム童話」の成立である。
そしてもうひとまわりするとディズニーになる。 https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
どこぞは「伝承者」って全く経験のない人に引き継がせたりとか税金使ってやってるんだよなぁ・・・。 https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
同じ情報でも受け手の解釈は時代で変わるからなぁ。度し難し。 https://twitter.com/kikumaco/status/1526423348376309760 …
ってコトは、終戦後に支那に派兵されていると知られると職業差別や隣国者の襲撃があるのでダンマリ。30年経ってから部隊や戦友と交流し始めて、家族から人殺し!っと罵られて家では沈黙してようやく孫にポツポツ語っていたのは真実に近い?。小学生の時に戦友や部隊の人達にコッソリ会いに行くダシにされ、色々聞かされたのは事実に近いってコトかな?
嫁実家の婆ちゃんも事実知られると不味いし、子供も孫も聴こうとしなかったけど孫婿が話し聞いてくれるからズーと黙りしてたコトは事実に近い?
全部に言える事でも、日本人による戦争の語り部、だけに限定してる点が
地元に伝わる民俗伝承とか伝説って往々にして滑稽だからなぁ。
口伝で繰り返し伝えられているうちにどんどん話がでかくなっていくんだろうね